日本国内において、保険会社の予定利率に影響を与える標準利率を金融庁が2013年4月の改定で、1.5%から1%に引き下げられました。つまりはこの標準利率1%に近い数値で日本の保険会社は予定利率を設定し、保険料を設定します。
オフショア生命保険の特徴
一方、オフショア保険を提供している香港では、保険会社の予定利率はまだ4%近くあり、その為、日本の生命保険に比較して、安い保険料で、高い保障を得ることが出来るのが、日本と香港の生命保険における大きな特徴です。
保険料を高格付け債券で運用し、高い死亡保障を確約しつつも、将来的には支払った保険料以上の返戻金を得ることも出来るプランが流通しています。
オフショア生命保険はこんな方におススメ
- 将来の自分年金として資産形成したい方
- あまりリスクを取らずに、確実な資産運用をしたい方
- 将来にまとまった出費の予定があり、それに向けた資金準備をしたい方
- 銀行の定期預金以上の利回りでの資産運用をしたい方
- 少額からでも将来に向けた資産育成をしたい方
- 家族の為に、いざと言う時の備えをしておきたい方
- 相続時に現金で必要となる相続税に充てる備えをしておきたい方
オフショア生命保険のケーススタディ
では、オフショア生命保険の一例を見てみます。
退職後に65歳から自分年金として、一定額の年金を受取ることを目的に、オフショア生命保険を始めることとします。自分年金を準備して行くには、働き盛りの頃からコツコツと準備を始めることが肝要です。このケースでは、働き盛りの35歳から積立を始めます。まだ、会社で勤務している55歳までの20年にわたり、毎月500米ドル(5万円相当)を積立て、それを保険会社が運用を行います。
35歳から積立を始め、55歳までの20年間にわたり、毎月500米ドル(5万円相当)を積立てます。積立終了の55歳の時点で、解約返戻金182,729米ドル(1,827万円相当)、死亡保険金433,607米ドル(4,336万円相当)となっており、総支払保険金額120,000米ドル(1,200万円相当)に対して大幅に増えています。
契約者 | 35歳・男性・非喫煙者 |
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月額保険料 | 500米ドル(5万円相当) |
保険料支払期間 | 20年 |
支払保険料総額 | 120,000米ドル(1,200万円相当) |
解約返戻金 | 60歳時1,950万円、70歳時3,260万円、80歳時5,450万円 |
死亡保障額 | 60歳時2,120万円、70歳時3,280万円、80歳時5,480万円 |
備考 | ・解約返戻金は保険料支払期間終了前の14年目にほぼ同額に ・65歳のリタイヤ時まで30年運用すると、年利3.6%で資産が倍増 (※ USD建てプランですが便宜上1米ドル100円にて参考金額として記載) |
オフショア生命保険の概要
上記ケーススタディでは20年払いで見てみましたが、下記のように異なる支払期間で提供されています。
保険料支払期間 | 5年払 | 10年払 | 15年払 | 20年払 |
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契約可能年齢 | 0-65歳 | 0-60歳 | 0-55歳 | 0-50歳 |
保険期間 | 保険者が100歳になるまで | |||
元本保証 | 保険料支払期間前後には元本である支払済保険料金額を上回る解約返戻金 (※ 早期解約を除く) | |||
保険料支払通貨 | 香港ドル / 米ドル | |||
保険料支払方法 | 香港内の銀行から引落 | |||
保険料金額 | 加入時年齢、性別、喫煙・非喫煙 により変動 | |||
健康診断 | 保険金額が高額(おおむね40万米ドル以上)となる場合は、香港にて契約時に健康診断が必要となります。ご契約年齢により基準金額が変わります。 |