仮想通貨に投資する前に知っておきたい用語集

暗号資産 & 仮想通貨
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仮想通貨は、大きく上昇と下降を繰り返しながらも、多くの投資家が新たに参入しており、注目の市場であり続けています。同時に仮想通貨は新しい投資商品であるため、新しい用語がたくさん出てきます。

投資を始める前に、何に投資するのかを正確に理解することが重要です。そこで、仮想通貨の世界でよく使われる用語を紹介し、入門の準備をしましょう。

目次

コールドウォレット

暗号通貨は実態のない仮想資産であり、すべての取引はブロックチェーン上に公開かつ匿名で保存されます。資産の所有を証明し管理するために、保有者は秘密鍵を所有しておく必要があります。

コールドウォレットは、インターネットに接続しないオフラインのストレージツールです。最も原始的なモデルは、紙に秘密鍵を手で書き写し、保管することです。

また、秘密鍵はハードディスクや USB メモリーに保存することも可能です。市場で最も人気のあるコールドウォレットのハードウェアを提供している企業は、Trezor、Ledger、KeepKey などで、その価格は数百ドルからとなっています。これらのコールドウォレットは暗号化されており、より高い資産安全性を実現しています。

コールドウォレットは秘密鍵をオフラインで保管するため、ハッカーに秘密鍵を盗まれるリスクは大幅に軽減することが出来ます。しかし、暗号通貨はオンラインで取引されることが多いため、コールドウォレットを使った取引は相対的に利便性に欠けます。

ホットウォレット

コールドウォレットの反対で、ホットウォレットは秘密鍵をウェブ上に保存する暗号通貨ウォレットです。モバイルアプリやウェブサイトからアクセスでき、投資家は簡単に素早く暗号通貨を取引することができます。

ホットウォレットはネットワーク上に保管されるため、ハッキングされる可能性が高くなります。したがって、投資家は、1つのホットウォレットに大量の暗号通貨を保管することを避けることをお勧めします。

ステーブルコイン

仮想通貨には暴騰・暴落に対するコントロールがなくため、価格変動がとても激しくなりやすいです。それに対して、ステーブルコインは、安定した価格を目的に出された暗号通貨です。ステーブルコインにより、スイッチングコストを抑えて他の暗号通貨に投資することが可能になっています。

現在、最も一般的なステーブルコインには、フィアット・ステーブルコイン、クリプト・ステーブルコイン、コモディティ・ステーブルコインがあります。これらはすべて、より安定した資産にペグされているため、その価値を安定的に保つことができます。

一般的なステーブルコインは、USDT、BitUSD、TUSD、PAXGなどです。

メインストリームコイン

仮想通貨コミュニティのメインストリームで認知されているデジタル通貨を指しますが、明確な定義はありません。一般的に、時価総額の上位10位までの通貨や、歴史が長い通貨はメインストリームコインに分類されます。

現在主流となっているコインには、BTC(ビットコイン)、ETH(イーサ)、XRP(リップル)、USDT(テザー)、LTC(ライトコイン)、BNB(バイナンスコイン)、BCH(ビットコインキャッシュ)、DOT(ポルカドット)、ADA(エイダコイン)、LINK(リンク)などがあります。

エアコイン

エアコインは投機コインとも言うもので、実質的なの応用方法や技術バックグラウンドがなく、応用するシナリオもない仮想通貨を指します。このように、エアーコインとは、投機目的以外に価値を持たないコインのことです。

ドージコイン(DOGE)や柴犬コイン(SHIB)といった犬シリーズのコインは、投機目的として、よく耳にします。一方、コイン自身に実力や技術がないために、やむなくエアコインになったものもあります。

エアコインへの投資はリスクが比較的高く、短期間の運用に適しています。損切りポイントを設定し、資産の大部分を投資しないようにする必要があります。

アルトコイン

アルトコインは、Bitcoin alternative とも呼ばれるもので、Bitcoin の代替通貨を指します。
多くの暗号通貨はビットコインをベースにして、技術的な改良を加えて作られており、本家の模倣のようなものです。

初期の頃は、ビットコイン以外の通貨はすべてアルト通貨だと思っている人がほとんどでした。仮想通貨の進化に伴って、現在ではアルトコインという概念は非常に曖昧になっており、メインストリームコイン以外をアルトコインと分類するようになってきています。

マルチ商法コイン

マルチ商法コインは最も手を出しては行けない、投資を避けるべきコインです。洗脳的なプロパガンダに依存し、ブロックチェーンのギミックを使って売り込みや詐欺を行うために用いられるコインです。

現実には、関連する技術もなく、ブロックチェーン技術に基づいた暗号通貨でもないため、適切な取引プラットフォームで取引することができません。

買い手は実質的な価値を手にすることはなく、すべてが投資家を惹きつけ、騙すためのフィクションとなっています。その販売手法としては、購入時に会費を要求する、リスクを伴わないハイリターンを約束する、などがあります。マルチ商法コインの最も有名な例としては、40億ユーロ以上を巻き上げた Onecoin があります。

ですので、仮想通貨に投資する前に慎重になることが必要です。暗号通貨に初めて触れる方は、メインストリーム通貨から始めるとよいでしょう。

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