オフショア年金プランを含む海外の保険商品は、保険会社が運用成績予測から決定する利回り、つまり予定利率が比較的高めに設定されています。積み立てた金額と、あまり変わらない金額しか満期で受取れない日本の年金保険のような単なる積立ではなく、確実に元本を確保しながらも支払った金額よりも多い金額の年金を受け取ることが出来る投資商品として、人気があります。
一方、オフショアファンド投資プランでは、投資したファンドのパフォーマンスにより、資産価値が大きく変動し、元本保証がありません。例えば老後の退職金を投資される方のように流動性が必要で、このように大きなリスクを取ることは出来ない、または避けたいという方には、元本保証でリスクが小さい個人年金プランへの投資が最適です。
オフショア年金保険プランはこんな人に最適
- 退職金を運用して、年金として受取りたい方
- あまりリスクを取らずに、確実な資産運用をしたい方
- 銀行の定期預金以上の利回りでの資産運用をしたい方
オフショア年金保険のケーススタディ 積立払い
では、オフショア養老保険の一例を見てみます。
退職金を60歳で受取り、その内、100,000米ドル(1,000万円相当)を保険料として支払い、それを保険会社が運用を行います。10年後の70歳から10年間にわたり、12万5千円相当の年金を毎月受取ります。10年間に渡る年金受取額の総額は163,550米ドル(1,635万円相当)となり、4.15%での利回りとなります。
夫婦で老後にゆとりある生活を送るには36万6000円の収入が必要(*1)なのに対し、収入となる年金受給額は、夫婦二人で、自営業などの国民年金加入世帯だで月額約13万2千円、会社員などの厚生年金加入世帯だと月額約23万2千円となっています。このように、公的年金で受給する年金だけで、豊かな老後生活を送ることは出来ず、月10万円から20万円程は手持ちの資産からの持出しが必要となります。
(*1 10年度「生活保障に関する調査」生命保険文化センター)
(*2 厚生労働省 「平成22年度の年金額について」)
この年金保険保険プランでは、100,041米ドル(1,000万円相当)を保険料として支払い、10年後の71歳から10年間にわたり、総額163,550米ドル(1,635万円相当)を受取れます。毎月10万円近く受取る年金を公的年金に加えて、豊かな年金生活の支えとすることが出来ます。また、このプランは元本保証となっているので、安心して老後資金の運用をすることが出来ます。
契約者 | 60歳・男性・非喫煙者 |
年額保険料 | 20,008米ドル(200万円相当) |
保険料支払期間 | 5年 |
支払保険料総額 | 100,041米ドル(1,000万円相当) |
年金受取期間 | 11年目から10年間 |
年金受取額 | 毎月1,279米ドル(12万8千円相当) |
備考 | ・年金初回受取時には、10ヵ月分の年金保証額10,120米ドル(約101万円)をボーナスとして月額年金とは別に支給。 ・71歳から10年間の年金受取総額で計算すると、年利4.1%という高利回りの運用結果。 |
積立払オフショア年金保険の概要
ニーズに合わせた期間での支払い、年金の受取を選ぶことが出来ます。
保険料支払期間 | 一括払い | 3年払い | 5年払い |
加入可能年齢 | 0-70歳 | 0-60歳 | |
支払い方法 | 一括払い | 年払い / 半年払い / 月払い | |
貯蓄期間 | 6年 | 8年 | 10年 |
年金支払期間 | 6年 | 8年 | 10年 |
元本保証 | 元本である支払保険料金額を上回る年金支払総額 (※ 早期解約を除く) | ||
保険料支払通貨 | 香港ドル / 米ドル | ||
保険料支払方法 | 香港内の銀行から引落 | ||
保険料金額 | 加入時年齢、性別、喫煙・非喫煙 により変動 |
オフショア年金保険のケーススタディ 一括払い
上記ケーススタディでは、5年間の積立払いのプランでしたが、一括払いのオフショア年金プランもあります。こちらの方が追加積立、出金の自由度が高いプランとなっています。
退職金を60歳で受取り、その内、100,000米ドル(1,000万円相当)を保険料として支払い、それを保険会社が運用を行います。現行では年利4.1%での運用となっており、この場合、10年後には139,895米ドル(1,398万円相当)まで増やすことが出来ます。
取崩金額については制限がなく、必要な金額だけを引出し、残りを高利回りで運用をし続け、より増やすことが出来ます。日本国債と同じ格付けAA-を持つ保険会社による運用ですので、安心して老後資金の運用を任せることが出来ます。
契約者 | 60歳・男性・非喫煙者 |
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保険料 | 100,000米ドル(1,000万円相当) |
保険料支払期間 | 一括払い |
このオフショア年金保険プランの運用例では、100,000米ドル(1,000万円相当)を保険料として一括で支払い、その後は運用が続けられます。特に保険会社が指定する年金の受取方がなく、任意の金額、任意のタイミングで年金を保険プランから引出せます。
下記例では、オフショア年金プランを開始して11年後の71歳から年間12,000米ドル(120万円相当)ずつ引出す場合、15年に渡って引出すことが出来ます。毎月10万円近くを公的年金にプラスして使うことが出来、豊かな老後生活の支えとすることが出来ます。
年間12,000米ドル(120万円相当)を15年にわたり引出した場合、180,000米ドル(1,800万円相当)の引出しとなります。また、15年経過後もまだ翌年に8,000米ドル(80万円相当)を引出すことが出来ます。これを合わせると、合計188,000米ドル(1,880万円相当)の引出しとなり、預け入れた保険料100,000米ドル(1,000万円相当)から約1.9倍の受取ができることとなります。
一括払オフショア年金保険の概要
現行利回り | 4.1% (非保証) |
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保証利回り | 2.8% (11年目以降) |
契約通貨 | 米ドル建て |
追加投資 | 可能 |
任意の取崩し | 可能 |
ご契約年齢 | 0歳〜80歳 |
期間 | 終身 |
支払い方法 | 一括 |
初回投資 | 最低投資金額 50,000米ドル(500万円相当) |
追加投資 | 最低投資金額 10,000米ドル(100万円相当) 最高投資金額(年間) 初回投資金額の5倍まで |
ボーナスレート | 11〜15年 +0.25% 16年目以降 +0.50% |
管理費用 | 月4米ドル(400円相当) |
取崩・解約手数料 | あり (1%〜12%) 11年目以降 無料 |